総務省「地域IoT官民ネット」設立 自治体や民間企業と連携
総務省は20日、地域へのIoT(モノのインターネット)実装を推進する組織「地域IoT官民ネット」を設立したと発表した。IoT推進に意欲的な自治体や、IoT活用ビジネスの地方展開に熱心な民間企業と連携する。設立総会を7月11日に開催する。
昨年9月より同省は「地域IoT実装推進タスクフォース」を推進してきた。先月発表したロードマップと提言を踏まえ、IoT技術を持つ民間企業と実証の場を提供する自治体、それをサポートする総務省が連携してIoT実装を推進する。
先月発表されたロードマップでは、医療・介護や農林水産業のほか、教育や観光、オープンデータ・ビッグデータ活用などさまざまな領域でのIoT実装を進めるとしている。例えばテレワーク(遠隔地での業務)の普及展開や、シェアリングエコノミーの拡大、教育現場への情報通信技術(ICT)環境整備なども含まれる。また各地域でのIoT活用人材の育成・活用もテーマの1つとなっている。
画像提供:総務省