京都に中国製の電気バス導入、懸念の声にも「自信」で回答
2015年3月3日、中国の自動車メーカー、比亜迪(BYD、ビーワイディー)は、京都急行バスに電気バス(EVバス)「K9」を5台納入した。京都駅から出発する路線バスに投入され、先月23日から運行を開始。中国の環球時報公式サイトが伝えた。
K9は、中国の権威ある認証のみならず、欧米を含む多くの先進国の認証を多数取得した世界で初のEVバスである。
一部の日本の人々による「電池が爆発するのでは」「事故が心配」など懸念する声もあるが、これに対しBYDは直接反論せず、自社の製品に対する自信を語った。BYDアジア太平洋地域自動車販売事業部部長の劉学亮(リウ・シュエリャン)氏は、「当社の日本市場進出は、当社および中国の技術・品質に対する認可を意味する。K9に乗車して、より快適で環境にやさしいEVバスを体験して欲しい。京都は歴史ある都市。K9の投入により、環境保護で世界をリードする都市になるだろう」と述べた。
日本の国土交通省もBYDの日本進出を歓迎している。同省職員は「京都の路線バスにゼロ・エミッションのEVバスが採用されるのはこれが初めてだ。EVバスは地域の環境改善に対して、非常に深い意義を持つ」と述べた。