夏休みは科博で深海に行こう! 特別展「深海2017」が11日開催
国立科学博物館(東京都台東区)では、特別展「深海2017~最深研究でせまる“生命”と“地球”~」を11日から10月1日まで開催する。
2013年夏に開催した特別展「深海」では全長約5メートルのダイオウイカの標本展示が話題を呼び、来場者は60万人に上った。今回の展示について、同館動物研究部長の倉持利明博士は「前回2013年展示の続きではなく、まったくの別物。協力研究機関・研究者は前回展示の倍以上で、多様な研究成果の展示となっている」と解説した。
同展では、発光生物のクロカムリクラゲや深海の巨大生物オンデンザメ、ダイオウイカなどの標本を展示するほか、超高感度カメラで撮影した最新映像を「生物発光シアター」や4Kスーパーハイビジョンの「深海シアター」で紹介。また、最新の研究成果から分かってきた東日本大震災に関する展示「深海と巨大災害」のほか、海底資源や地球環境問題など各種テーマを取り上げる。
総合監修者の一人である海洋研究開発機構(JAMSTEC)海洋生物多様性研究分野長の藤倉克則博士は「今回は“深海研究はすごい”というのがコンセプト。生命の根源的な疑問や地球環境問題などの課題解決には深海研究が不可欠だと訴える展示だ」と述べた。
深海2017 公式ホームページ
【施設情報】
国立科学博物館
東京都台東区上野公園7-20
http://www.kahaku.go.jp/
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
開館時間:9:00-17:00(金曜・土曜は20:00まで)
*夏休み特別開館延長
8月13~20日9:00-18:00(ただし、8月18~19日は20:00まで)
(入館は各閉館時刻の30分前まで)