6月末の内々定率73.3% 売り手市場で結果出しの早期化が顕著
マイナビ(東京都千代田区)は12日、6月末時点での「2018年卒マイナビ大学生就職内定率調査」の結果を発表した。6月末時点の内々定率は73.3%と、前月比20.0ポイント増となった。すでに前年7月末時点の内々定率72.7%を超えており、1カ月ほど早く進んでいることが分かった。
内々定率を文理男女別でみると、いずれも前月比で17~20ポイントの大幅増となり、特に理系男子では80.4%と非常に高くなった。文系では男女ともに前月比20.5ポイントの大幅増となった。
平均内々定保有社数は2.1社(前年比0.1社増)となり、前月の1.8社から0.3社増加している。また、3社以上の内々定を保有している学生の割合は29.3%と前年よりも4.2ポイント増加した。
内々定保有者のうち活動を終了したのは71.0%で、その理由は「満足したので終了」が67.2%、「不満だが活動は終了」が3.8%。すでに多くの学生が就職活動を終えていることが分かった。一方、内々定学生のうち「内々定先に不満なので続行する」が9.0%、「内々定先に不満ではないが他の企業もみたいので続行する」が18.9%となり、合わせて27.9%が今後も活動を継続するとしており、6月末時点では学生の半数近くが就職活動を継続している状況だった。
同調査は「マイナビ2018」の会員に対するウェブアンケートで、2018年3月卒業見込みの全国の大学4年生と大学院2年生から、合計7081件の回答を得た。
(写真はイメージ)