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黄色い桃の時代到来? 品種改良で誕生した「幻の桃」、8月が旬

黄色い桃の時代到来? 「幻の桃」黄金桃は8月が旬

夏は桃がおいしい季節。日本では果肉が白っぽい「白肉種」の桃がよく食べられるが、最近は黄色い果肉の桃が見かけられるようになった。生食用に品種育成が進んでいる「黄肉種」だ。旬は8月だが、まだ流通量が少なくレア。今年はこの黄色い桃に挑戦してみるのはいかがだろうか。

黄色い桃の時代到来? 品種改良で誕生した「幻の桃」、8月が旬
左が白肉種で、右が黄肉種。見た目に大きな違いはない

黄肉種といえば、缶詰のイメージが強い。実際、これまで日本では黄肉種の生食用はあまり栽培されていなかった。しかし近年、黄肉種はカロテン含有量が高く機能性が優れているということで注目を浴びている。黄肉種の品種の育成が進み、店頭やインターネット上で黄肉種の桃を見かけるようになった。

現在主力の品種は、「黄金桃おうごんとう」。オレンジ色の果皮・果肉と、マンゴーのような味がおいしいと評判だ。8月上旬から収穫が始まり、中旬から食べられる。黄金桃は果皮を黄色く保つために袋かけをする必要があるので、手間がかかる。そのため多量には流通していないが、逆にそのことによって価値を高め、「幻の桃」と呼ばれることもある。

黄色い桃の時代到来? 「幻の桃」黄金桃、8月が旬
マンゴーのような色の「友黄」(右)

そのほか、黄金桃に続いて「黄ららのきわみ」、「黄貴妃」、「友黄」などさまざまな黄肉種が出始めているが、新しい品種は市場に流通している数が少ないので、食べてみたい桃はインターネット通販や産地の直売所で買うのがおすすめだ。

 
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