【世界が見える! 米株ウォッチ】ダウは8日連続で最高値更新
アメリカ株式市場で見る世界動向通信
7月31日~8月4日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価(30種)は、8日連続で最高値を更新、初めて2万2000ドルを突破した。堅調な決算や、株価を下げる判断材料が少なかったことで上昇基調が続いた。
7月31日は前週末比60.81ドル上昇の2万1891.12ドルだった。原油価格が50ドルを回復したことや、住宅関連指標が予想を上回る堅調な結果だったことが好感された。ハイテクは軟調だった。
8月1日は上昇、2万1963.92ドルだった。個別銘柄への物色で売買が続いてきたが、今日はエネルギーや金融など幅広い銘柄が買われた。決算で下げた銘柄への買い戻しも入った。
2日は上昇、2万2016.24ドルだった。ダウは最高値を更新、初めて2万2000ドルを突破した。前日のアップルの決算が好感され、大幅高となった。利上げが緩やかになるとの観測から、買い材料となった。
3日は上昇、2万2026.1ドルだった。前日大幅高となったアップルは利益確定の売りが出てハイテクは軟調。ただ、株価を大きく下げる材料はなかった。原油価格の下落でエネルギー関連株が売られた。
4日は上昇、2万2092.81ドルで取り引きを終えた。7月の雇用統計が市場予想を上回る結果だったことを好感、リスクオンムードが高まった。しかし週末で利益確定の売りが出たことで、上昇は限定的だった。
(写真はイメージ)