台湾初のユニバーシアード 19日、夢の幕開け
8月19日にユニバーシアード台北2017が開幕する。
ユニバーシアードは、国際大学スポーツ連盟(FISU)が主催する、学生を対象にした国際総合競技大会で、2年ごとに開催されている。今回の大会は、台湾が5回の申請を経てようやく2011年に開催権を取得したという経緯がある。台湾にとって初めてのユニバーシアードであると同時に、台湾が主催する国際大会としては最大級のものとなる。
8月30日まで続くこの大会には、米国、日本など30カ国が参加予定。なお、観察者ニュースサイトによると、中国は全国運動会と期間が重なることを理由に、団体戦に一切参加しないと発表している。
ユニバーシアード広報イベントの中でも多くの注目を集めたのが、6種類のスポーツ競技場の模様にデザインされた電車の床だ。水泳場、サッカー場、バスケットボール場などをリアルに再現したデザインがネットで話題を呼んでいる。
一方、台湾政府の精力的なプロモーション活動とは裏腹に、肝心の大学生の関心がイマイチ、との声も聞こえてくる。「若者が自分の生活と勉強だけに没頭し、視野が狭くなっていることの表れ」と大会広報チームのメンバー張さんは指摘している。
競技場を模した電車の床(出典:ユニバーシアード台北2017公式サイト)
冒頭写真:7月に行われた記者会見(ユニバーシアード広報提供)