夏休み明けに向け、SNS活用でいじめ・自殺対策が強化

夏休み明けに向け、SNS活用でいじめ・自殺対策強化

文部科学省は9日、夏休み明けに向けた官民連携によるいじめ防止強化キャンペーンとして、民間で実施されているSNSを活用したいじめ相談などの取り組みをまとめて公開した。

同省では、長期休業明け前後に18歳以下の自殺が急増する傾向があることから、学校、家庭、地域で見守り活動を連携・強化するよう各都道府県教育委員会に要請。8月下旬~9月上旬に集中的に取り組むとしている。

民間の取り組みとして紹介されていたのは次の通り。

▼ネットいじめ・学校裏サイト対策「スクールガーディアン」
アディッシュが取り組んでいるサービス「ネットパトロール」では、同サービス導入校に関するキーワードからネット上の投稿を抽出。子どもたちの書き込みを目視してリスク評価し、学校にリポートでフィードバックする。
https://www.school-guardian.jp/service/

▼子ども110番
ダイヤル・サービスは、小学生~高校生を対象に、メールで相談を受け付け、臨床心理士、カウンセラー、教職経験者、福祉経験者などにつなぐ。8月下旬からは期間限定でLINEで相談窓口を開設する。
メール:kodomo110@dsn.co.jp
http://www.kodomo110.jp/

▼いじめ防止プログラムを無償提供、出張授業
ストップイットジャパンでは、いじめか否か判然としない架空事例を教材とした、いじめ防止プログラムを無償提供。出張授業を実施する。
http://ace-npo.org/fujikawa-lab/file/pdf/other/2014/2014fujikawa.pdf

▼電話、チャットで相談対応
NPO法人チャイルドライン支援センターでは、フリーダイヤルでの相談窓口を開設している。8月29日~9月6日の期間は、チャットでの相談を受け付ける。
フリーダイヤル:0120-99-7777
http://childline.or.jp/index.html

▼法・人権教育で「いじめ予防授業」
日本弁護士連合会は、子ども本人や家族からの相談に応じているほか、法教育・人権教育の一環として「いじめ予防授業」で講師を派遣している。
https://www.nichibenren.or.jp/bengoshikai.html

▼LINEでいじめ・自殺対策相談窓口開設
LINEは、共同で取り組む県内の全学校に向け、いじめ・自殺対策相談窓口となるLINEアカウントQRコードを配布。9月からは啓発のための情報発信、相談にも応じる。また、子ども、保護者、教職員向けのインターネットリテラシー講演も実施している。
https://line.me/safety/ja/workshop.html

▼フェイスブックがいじめ防止コンテンツを追加
フェイスブックでは、子ども、保護者、教育関係者向けに青少年の安全利用のための情報提供をしている。9月10日の自殺防止デーに合わせ、フェイスブック上での啓発コンテンツを追加する。
https://ja-jp.facebook.com/safety

 
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