日産、EV車新型「リーフ」に自動運転レベル2を搭載
日産は6日、電気自動車(EV)に自動運転技術を搭載した新型「リーフ」を公開した。航続距離(最大限に充電した場合の走行可能最大距離)を400kmと大きく延長し、EVに対して持たれがちな「電池切れ」への不安を払拭。最新の自動運転技術を活用した「プロパイロット・パーキング」や、ペダルだけで日常走行操作のほとんどをカバーできる「e-Pedal(イーペダル)」が搭載されている。
新型リーフには同社の自動運転レベル2に相当する高速道路単一車線での自動運転技術「プロパイロット」を搭載。ミニバン「セレナ」、スポーツ用多目的車(SUV)「エクストレイル」に次ぐ採用となる。さらに駐車において、ステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジ、パーキングブレーキのすべてを自動で制御する「プロパイロット・パーキング」をも搭載している。
e-Pedalはアクセスペダルの操作だけで発進、加速、減速、停止までをコントロールする機能。アクセルペダルから足を離すと、回生ブレーキと通常ブレーキの双方を自動的に制御して自動車を減速・停車させることができ、坂道においても停止を保持できる。
日本での発売は10月2日。米国、カナダ、欧州では2018年1月よりデリバリー開始を予定している。
画像提供:日産
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