老いても親は「老人ではない」 マイナビが20~30代女性に意識調査
マイナビ(東京都千代田区)は敬老の日に合わせ、社会人女性に対して親の“老い”に関する意識調査を実施。7日に発表した調査結果によると、20~30代の働く女性では親が50代後半~60代前半になるが、6割以上が母親に“若さ”を感じているという結果が明らかになった。
「親を『老けたな』と思ったことがあるかどうか」の質問について、父親に対しては56.9%、母親に対しては70.2%が「老けたと思ったことがある」と回答。その具体例としては、白髪やシワが増えた、薄毛になった、入れ歯デビューした、スマホなどについていけてない、などがあった。
一方、「親を『おじいちゃん・おばあちゃんになったなぁ』と思ったことがあるか」という質問では、父親・母親ともに29.4%とが「おじいちゃん・おばあちゃんになったなぁと思ったことがある」と低めの回答。親の“老い”を感じるものの、親を「おじいちゃん・おばあちゃん」としては見ておらず、親をまだ老人扱いしたくない気持ちが見て取れる。
「親を『まだまだ若いなぁ』と思ったことがありますか?」という質問について、父親に対しては44.3%が、母親に対しては63.0%が「まだまだ若いと思う」と回答しており、同性の母親に対しての方が、より若さを感じられることが分かる。さらに、「親に敬老の日のプレゼントをするかどうか」については、父親に対しては6.9%、母親に対しては8.0%がプレゼントすると共に10%未満の低い回答。敬老の日はおじいちゃんやおばあちゃんを祝う日であり、自身の親にはいつまでも若くいてほしいという“娘心”が明らかになった。
マイナビウーマン編集部は、「出産(両親に孫ができる)や両親の介護などの次のステージに対峙しないと、なかなか敬老の日は自分事にできないイベントであるといえそう」とコメントしている。
アンケート調査は、8月8~25日の間、マイナビウーマンの会員(22~39歳の働く女性)に対してインターネット上で行われ、262人から回答を得た。
画像提供:マイナビ(冒頭の写真は、イメージ)