紀伊国屋、ハノイで和書を大量販売開始 記念式典
紀伊国屋書店(東京都目黒区)は、ベトナム・ハノイの書店で1万5000冊の日本書籍の販売を開始、21日にハノイで記念式典が開かれた。販売する書店は書籍発行社ファハサ(FAHASA)の新店舗で、ハノイ東部にあるイオンモール・ロンビエンの中に同日オープンした。記念式典は、同書店がファハサの100店舗目となることを記念したもの。
同店では、日本語学習者やハノイ在住の日本人の需要に応えるため、日本語教材、小説、漫画をはじめ各種日本書籍を取り揃えている。オープンセール期間は日本書籍を10%割引するという。
式典には梅田邦夫・駐ベトナム日本大使も参加し、「この店が、日本文化の重要な発信拠点の1つとして、日本に関心を持っている多くのベトナム人の方が訪れる場所になり、日本とベトナムの交流と相互理解が更に深まることを期待しています」と述べた。
ファハサは、ホーチミン市を中心としたベトナム南部に拠点を持つ。昨年5月にホーチミン市で、紀伊国屋と協力して日本書籍の販売を開始し、同年9月にはハノイでも日本書籍の販売を開始している。
画像提供:在ベトナム日本国大使館