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京大と漢検、二つの共同研究プロジェクトを発表

漢検と京大、漢字に関する研究プロジェクト始動

京都大学と日本漢字能力検定協会は25日、2017年度から2019年度までの3年間に渡って漢字・日本語学習研究に関する共同研究プロジェクトを行うと発表した。

今回共同研究するテーマは「ライフサイクルと漢字神経ネットワークの学際研究」と「人工知能(AI)による漢字・日本語学習研究」の2つ。

「漢字神経ネットワーク」の研究では、高い漢字能力を身につけ維持することの重要性を、人生のライフサイクルのうちの学習期(学童期~青年期)と能力維持期(老年期)の2期を対象にして研究する。特に老年期については、若いころからの「知的な蓄え」があれば認知症を発症しても認知機能的に正常なままで寿命を迎えることができるという「高認知予備機能」という仮説に対しての、漢字学習や能力の関係を明らかにすることを目指す。

また、AIによる研究では、漢検の累計約4千万人分の膨大な回答データをAIやその他の技術によって解析。語彙の難易度や関連度の指標化、誤答の分類、学習者レベルに応じた妥当性の高い学習指針の提供などを目指す。

(写真はイメージ)

 
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