2018年の花粉、広範囲で前季上回る 日本気象協会
日本気象協会は3日、2018年春の花粉飛散予測(第1報)を発表。全国的に平年並みの地域が多いが、前シーズンと比較すると東北、関東甲信、四国地方では今年の1.5倍以上、北海道では例年の半分と予測された。
本州はスギ・ヒノキ、北海道はシラカバの花粉の飛散傾向を予測。例年比では東海と近畿地方でやや多い予測となったが、東北・関東甲信・九州では平年並み。北海道、北陸、中国・四国地方では例年を下回る予想となった。
一方、前シーズンと比較すると、東北から四国地方までの広範囲で多くなる見込み。非常に多い(前シーズンの2倍以上)と予測されたのは、青森県、岩手県、宮城県、茨城県、東京都、神奈川県、山梨県、島根県、高知県。
花粉飛散傾向は、前年夏の気温や日照時間、降雨量が影響している。今夏は全国的に気温が高く日照時間も多かったほか、北海道、東北、北陸で降水量が多かった。
各地域の花粉飛散傾向(地方平均値%)
(日本気象協会の資料をもとに作成)
(冒頭の写真はイメージ)