ドローンでの商品配送 楽天とローソンが協業
楽天とローソンは、福島県南相馬市内の買い物環境の向上を図るために、車両による移動販売とドローンによる商品配送を組み合わせた試験的な取り組みを10月31日から開始する。ドローン配送とコンビニエンスストアの移動販売を連携させた取り組みは国内初。
拠点となるのは、市内のローソン南相馬小高店。今回の取り組みでは、同店舗から車両での移動販売を週2回行い、そのうち週1回限定で移動販売車には積み込めない商品をドローンで配送する。ドローンで配送する商品は「からあげクン」をはじめとするフライドフーズで、温度帯が原因で移動販売車には積み込むことができない商品。
今回の対象地区となる小高地区は、東日本大震災の時の福島第一原発事故で避難指示区域に指定されていた。同店は2016年10月にオープンし、避難指示区域の指定解除以降、同区内で最初に営業を開始したコンビニエンスストア。活気を取り戻しつつある同地域の、買い物環境の向上を目指すとしている。今回の取り組みは半年間の試験期間ののち、その後の展開を検討する予定。
(写真はイメージ)