童心に戻れるシャボン玉アート!(ドイツ、ベルリン)
夏場のベルリンは大道芸天国! 地下鉄に乗っていると、アコーディオンやバイオリンを抱えた楽団が乗り込んできて演奏を始めたり、路上でも即興演奏をするミュージシャンや、グラフィティアートを披露するアーティストに出会ったりすることが多い。そんな中でも、出会うと絶対に足を止めてしまう大道芸がシャボン玉アートだ。
2本の棒の先に荒縄を結び付けてそれをビニールプールに作ったシャボン玉液に浸し、巧みに大小のシャボン玉を飛ばす技は、その空間を一瞬でメルヘンチックな場所に変貌させる。シャボン玉アートが他の大道芸と違う点は、これを見かけると子どもたちが集まってきて大はしゃぎするところ。数秒で消えてしまうはかないシャボン玉を追いかけて夢中になっている子どもたちを見ていると、大人もいつしか童心に返ってしまう。
路上でシャボン玉アートに出会えた日は、なんだか運のいい日だったような気がしてくる。