ソフトバンクと藤枝市、IoT利用の見守りサービスの検証実験

ソフトバンクと藤枝市、IoT利用の見守りサービスの検証実験

ソフトバンクと静岡県藤枝市は16日、小学校1年生児童を対象にしたお知らせサービスの実証実験を開始すると発表した。ソフトバンクが市内各地に敷設したLPWA(Low Power Wide Area)ネットワークを活用する。

LPWAは、IoT(モノのインターネット)機器向けネットワーク。低消費電力で長距離通信を実現するもので、これまで無線通信を搭載できなかった設備や機器にも搭載可能となった。用途としては低コスト・低消費電力が求められる設備監視の制御、ガスや水道メーターの自動検針、高齢者や子どもの見守り、道路・トンネル・線路などのインフラ監視、物流・運行の管理など。

実証実験に当たってソフトバンクは、2016年6月1日に締結した協定に基づき藤枝市内の各所にLPWAの基地局を設置してきた。これらと小学校の昇降口付近に設置したBLE(Bluetooth® Low Energy)用の接続機器を連動。小学生に配布した小型端末の位置情報や通過情報を保護者のスマートフォンアプリに通知する。

まず藤枝市立青島小学校の1年生を対象に先行開始し、2018年1月から市立小学校全17校に拡大する予定。

画像提供:ソフトバンク
 

参考記事
見守りサービスのためにタクシーを「動く基地局」へ(2017/09/11)