最強囲碁ソフトを開発へ DeepZenGo(ディープゼンゴ)プロジェクト発足

囲碁AI「アルファ碁」が自己学習で進化 グーグル

米グーグルの子会社である英国ベンチャー企業ディープマインド(DeepMind)は18日、新バージョン「アルファ碁ゼロ(AlphaGo Zero)」の開発を発表。旧作の人工知能(AI)「アルファ碁(AlphaGo)」に対して、3日間自己対局を繰り返した結果、100戦100勝した。その詳細は19日付けの英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。

「アルファ碁」の旧バージョンでは最初に何千人もの人間のアマチュアおよびプロとゲームをして囲碁の学習を行ったが、今回「アルファ碁ゼロ」はその手順を踏まなかった。囲碁の基本的なルールを学習した後は、完全にランダムなプレイから初めて、自己対局を繰り返すことによって学習を深めたところ、すぐに旧バージョンに100戦100勝する強さになった。

同社は今後「アルファ碁」で得られたAIの知見をタンパク質の解析、エネルギー消費の削減、革新的な新素材の探索などに活用していくとしている。

(写真はイメージ)
 

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