フォーブス誌「世界で最もパワフルな女性」、メルケル首相が7年連続1位
米経済誌フォーブスが毎年発表する「世界で最もパワフルな女性100人」。14回目となる今回も、政治、科学技術、ビジネス、慈善活動、メディアの分野で力を持つ女性たち100人が選出され、このうちおよそ4分の1が新たな顔ぶれに塗り替えられた。
1位には7年連続でドイツのメルケル首相が選ばれた。9月の連邦議会選挙で4期目続投を決めたメルケル首相が、トップに選ばれるのは今回で12回目となる。2位には、EU離脱を決定した英国を導くテリーザ・メイ首相が初めてランクインした。3位はビル&メリンダ・ゲイツ財団共同代表を務めるメリンダ・ゲイツ。同財団は、これまで100カ国を超える組織への支援に400億ドルを拠出している。4位にはフェイスブックのシェリル・サンドバーグCOO(最高執行責任者)が、5位には米ゼネラル・モータース(GM)のメアリー・バーラCEO(最高経営責任者)が選ばれた。
このほか100位以内にランクインした顔ぶれの中で注目を集めたのは、エストニアのケルスティ・カリユライド大統領(78位)。人口120万人の小国エストニアで、デジタル革命をけん引していることなどが評価された。また、父ドナルド・トランプの米大統領就任に伴い、大統領補佐官としてホワイトハウス入りしたイヴァンカ・トランプが19位に入った。
■『フォーブス』誌が選ぶ世界で最もパワフルな女性100人(2017年)
1位 アンゲラ・メルケル(ドイツ首相)
2位 テリーザ・メイ(英国首相)
3位 メリンダ・ゲイツ アメリカの実業家&慈善活動家
4位 シェリル・サンドバーグ(フェイスブックCOO)
5位 メアリー・バーラ (ゼネラル・モーターズCEO)
6位 スーザン・ウォシッキー ユーチューブCEO
7位 アビゲイル・ジョンソン(フィデリティ・インベストメンツCEO)
8位 クリスティーヌ・ラガルド(国際通貨基金専務理事)
9位 アナ・パトリシア・ボティン(サンタンデール銀行会長)
10位 ジニ・ロメッティ(IBM CEO)
(写真はイメージ)