ALEの人工流れ星、ファミマと日航が応援
宇宙エンターテインメントのベンチャー企業ALE(エール、東京都港区)は7日、同社による世界初の人工流れ星応援プロジェクト「シューティングスター・チャレンジ(SHOOTING STAR challenge)」のオフィシャル・パートナーとして、ファミリーマートと日本航空の2社が決定したと発表した。
同プロジェクトは、人工衛星を宇宙空間に打ち上げて流れ星の源となる粒を放出し、大気圏に突入させることで流れ星を作り出し、それを直径200kmという範囲から数百万人以上が同時に見ることができるというエンターテインメント。ALEが東北大学、首都大学東京、神奈川工科大学、日本大学と産官学連携で開発を進めており、2019年に広島・瀬戸内地域で最初の実施を目指している。
同プロジェクトは、人工衛星を利用して人工流れ星源を放出し、人工流れ星をエンターテイメント・基礎科学研究双方に利用するという点において世界で初めてのプロジェクトだという。流れ星源は直径約1cmの特殊金属球を用いて、大気圏突入時に全て燃え尽きるようにしてあり、ALEの小型人工衛星も打ち上げ後、約2~4年程度で大気圏に突入し、その際に燃え尽きる材料で作られているという。また宇宙関連法を順守し、小型人工衛星は軌道を選んで放出されるため、他の人工衛星に衝突する恐れもないという。
ファミリーマートは、店頭や自社メディアを通じて同プロジェクトの情報発信をし、他のオフィシャル・パートナーと共同でのタイアップ・キャンペーンを実施する。日本航空は、衛星打ち上げに関わる輸送協力や保有する施設などでの各種実験を支援するほか、プロジェクト実施時には「流れ星遊覧チャーター」を行う予定。
画像提供:ALE