香川大とNEC、「減災科学」を新設 南海トラフ地震に備え
香川大学とNECは26日、地震や津波などによる被害を軽減したり、迅速な復興・復旧を目指す「減災科学」の研究部門を新設すると発表した。南海トラフ巨大地震などを想定し、減災科学を推進するスキルを持った人材の育成を目指す。
同大学の四国危機管理教育・研究・地域連携推進機構に設置し、2018年1月から研究を開始する。四国の減災・防災を中心として研究し、将来的には国内や世界で研究成果を活用していく。
減災科学研究部門は、理工学をはじめ社会学や地理学などを含む総合科学分野となる。地震応答解析や津波シミュレーション、津波リスク評価と対策の研究、リアルタイム情報、人工知能(AI)・可視化技術を活用した減災科学研究開発をする。NECは同研究部門設置にあたり寄付をしたほか、AIなどのICT技術で連携する。
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