1月の野菜価格 ダイコン・ハクサイなど平年より高く
12月27日、農水省が東京卸売市場に出荷される2018年1月の野菜の生育状況及び価格の見通しの聞き取り調査の結果を公表した。秋の天候不順の影響を受けた野菜は1月の出荷数量が減り、高値で推移する見込みという。
農水省は近年の天候不順によって野菜の価格変動幅が大きくなっていることへの対応として、2011年より主産地、卸売会社、中間事業者等に聞き取り調査を実施している。
ダイコン、ハクサイ、キャベツは10~11月の天候の影響で小ぶりになっており、12月の出荷数量は平年より少ない。そのため、1月の価格は平年より高値水準で推移すると予想される。ホウレンソウは12月上旬以降の低温の影響で小型での出荷となり、12月の出荷数は平年を下回るものの、1月後半には出荷数量、価格ともに平年並みに戻る見込み。
2017年は産地によっては10月に台風や長雨、11月に低温や日照不足が続いたことで、その影響を受けた野菜は1月の出荷数量と価格が平年より高値水準で推移する見込みだ。そのほか、ニンジン、キュウリ、トマト、ピーマンなどは、1月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見通しとなっている。
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