カフェめぐり 「ベッジュマン&バートン」丸の内編
あの暑さはいったいどこへ行ったのか、と思うほど肌寒い8月の終わり。小雨の降る中、温かくて美味しいお茶が飲みたくなり、フランスの紅茶専門店「ベッジュマン&バートン」に立ち寄った。店内に1歩足を踏み入れると、すぐに店員が試飲のお茶を勧めてくれる。この日は水出しのルイボスティ。独特のクセが無く、飲みやすい。
オードフルーツパンセという茶葉を注文すると「8分ほどお待ちください」と店員。店内の椅子に座り、外を眺める。茶葉が開くのを待つ間の8分間は、まるで恋人を待っているかのような魅惑のひとときだ。オードフルーツパンセはノンカフェインのフルーツハーブティ。りんご、レモングラス、カルダモン、バラの花びらと、香りつけにライムとライチ。りんごの酸味とスパイシーなカルダモンをレモングラスとバラの花びらがつないで、絶妙に調和された口当たり。好きな茶葉を選んで、一杯360円で提供してくれる。茶葉の品質や丁寧な淹れ方を考えると随分と安いと思う。ブラックティの他、ブラックフレーバーティやルイボスティ、フルーツハーブティも取り扱っている。
フランスのパリで100年の伝統を持つ同店。日本では丸の内と六本木に2店舗ある。美味しいお茶が恋しくなったらおすすめだ。
BETJEMAN & BARTON 丸の内店
http://www.betjemanandbarton.net/index2.html