「ゴミ拾いSNS」で京大発ベンチャーが掃除大賞環境大臣賞
京都大学発のベンチャー企業ピリカ(東京都渋谷区)が、日本そうじ協会が主催する「掃除大賞2018」において環境大臣賞を受賞した。人工知能(AI)を活用したポイ捨てごみの計測システムなどの開発に対しての表彰で、16日に授賞式が行われた。
掃除大賞は日本そうじ協会が主催し、個人、事業者、団体などの掃除の活動を表彰する制度。同社は世界最大規模のゴミ拾いSNSとしてのアプリやサービスを開発しており、計測アプリ「タカノメ」は人工知能を用いた画像認識技術でごみの種類や数を解析して、ポイ捨て状況の把握や施策の効果測定を行うというものだ。これにより個別に活動していた個人や団体によるごみ拾い活動をソーシャルネットワークで連携、ごみ拾い活動を可視化し、モチベーションアップに寄与した。これまでに世界79カ国から50万人以上がピリカに参加して、7500万個以上のごみが拾われた。
同社は経営理念として「科学技術の力であらゆる環境問題を克服すること」を掲げている。
画像提供:ピリカ