IoT体験ができるホステル「&AND HOSTEL」5号店が東京神田にオープン
アンドファクトリー(and factory、東京都目黒区)は20日、IoT(モノのインターネット)体験型宿泊施設「&AND HOSTEL KANDA(アンドホステル カンダ)」をオープンした。「&AND HOSTEL」はIoTデバイスを集結させた同社のスマートホステルブランドで、同店が5店目。各部屋に設置されたスマートスピーカーが、多様なサービスをこなす“コンシェルジュ”の役割を担うほか、スマートロック(鍵)やスマート照明などのIoT機器が利用できる。
同施設では、大崎電気工業のスマートホーム向けIoTサービス「ホームウォッチ」、ヤフーのIoTプラットフォーム「myThings Developers(マイシングスデベロッパー)」と連携。最先端のIoTデバイスを1カ所に集結させることで、IoT空間を体験できる。
宿泊客には、チェックイン時に鍵ではなく専用のスマートフォンを貸し出す。室内では独自開発したIoTプラットフォームアプリ「&IoT」を用いて、ドアキーの開錠施錠、テレビやエアコンなど居室内の家電を操作できる。
また、各部屋にはスマートスピーカー(Google Home)を設置。宿泊者がスマートスピーカーに声をかけると、居室内のIoTデバイスが作動し、「外出」「リラックス」「集中」「おはよう」「おやすみ」「シアター」の6つの中から利用シーンに応じた快適環境を整えるために、複数のデバイスが一斉に作動する。例えば、就寝時にスマートスピーカーに「おやすみ」と話しかけると、照明の光量が調節され、リラックス効果のあるアロマが香り、カーテンが閉まり、エアコンが快眠モードに変更されるという。
「&AND HOSTEL」は2016年に、福岡市博多区に1号店を開業。現在は国内に5店舗あり、2018年内を目処に同ブランドで10店舗程度の開業を目指す。
画像提供:アンドファクトリー