金沢でAIタクシー実証実験開始 効率化で収益アップも
石川近鉄タクシー(金沢市)は1日から、北陸初となる人工知能(AI)を用いた「AIタクシー」の実証実験を行っている。システムはNTTドコモが開発。場所ごとにタクシーの利用状況を予測することで、無駄な空車での流しを減らすなど効率化を図るという。
「AIタクシー」は30分後までのタクシー乗車需要の予測などのデータをオンラインで配信するサービス。タクシー運行データ、気象データ、周辺施設データなどのデータに加え、ドコモのリアルタイム版人口統計データを活用して性別や年齢層などの属性ごとの人数分布の移動による変化をAIで分析することにより、乗車需要を10分ごとに予測する。
ドコモはこれまでにも、2016年度から東京23区、武蔵野市・三鷹市、名古屋市において実証実験を実施。東京での実証実験では営業収入が20%アップするという結果が出たという。今年2月15日から日本全国のタクシー法人企業向けのサービスの提供を行っている。
画像提供:NTTドコモ(冒頭の写真はイメージ)
参考記事
AIのタクシー需要予測で売り上げ2割増 トヨタなど4社が実証実験(2018/03/13)