空きスペース×ITの駐輪場シェアサービス「ちゃりっぱ」スタート
駐輪場所を借りたい人と、駐輪場所を貸したい人をつなぐ駐輪場シェアサービス「Charippa(ちゃりっぱ)」がスタートし、都市部の放置自転車問題解決策の一助としても注目されている。今後、2018年度内に、全国で1万台分の駐輪場所の確保を目指している。
同サービスは、自宅や職場の空きスペースを、駐輪場としてネット上で簡単に貸し借りできるというもの。提供側は玄関先のスペースや利用していない駐車場など、自転車1台分のスペースがあれば、無料で駐輪場経営が始められる。また駐輪場を借りたい人は、駅やバス停の前、職場付近など、個人のニーズに合った場所をネットで手軽に探し、事前に予約することができる。
都市部における深刻な社会問題の1つとなっている放置自転車。従来は用地や資金不足により駐輪場が開業できず、放置自転車問題の解消が難しかったが、今回、テクノロジーの力で駐輪場を探す人と空き資源を活用したい人のニーズをつないだ。同サービスの名称「ちゃりっぱ」は、いつでもどこでも「自転車」を「パーキング」に「パッ」と停められる、という意味が込められているという。
運営事業者のCharippa(京都府京都市) は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据え、「安全・安心・綺麗なまちづくりをしたい」としている。
画像提供:Charippa(冒頭の写真はイメージ)