長寿の市町村、女性は沖縄がトップ 男性は?
厚生労働省は17日、2015年の市区町村別の平均寿命を公表した。全国で最も長寿となった自治体は、男性が横浜市青葉区で83.3歳、女性は沖縄県北中城村で89.0歳だった。
同省は2000年から5年ごとに国勢調査に基づいた「市区町村別生命表」をまとめており、今回が4回目となる。全国1888市区町村(福島県の一部地域を除く)の2015年国勢調査の結果や、日本人の死亡・出生数などをもとに平均寿命を算出した。
男性の2位は川崎市麻生区で83.1歳、3位は東京都世田谷区で82.8歳、そして横浜市都筑区で82.7歳、滋賀県草津市で82.6歳と続いた。女性の2位は沖縄県中城村で88.8歳、3位が沖縄県名護市で88.8歳と、沖縄が女性のトップ3を占めた。4位川崎市麻生区で88.6歳、5位は石川県野々市市で88.6歳だった。男性の青葉区は2017年に続いて2回目、女性の北中城村は3回連続の首位となった。
一方、最も平均寿命が短かった自治体は男女共に大阪市西成区で、男性は73.5歳、女性は84.4歳。これを全国平均の男性80.8歳、女性87.0歳と比べると、男性では7歳以上の差があった。
(写真はイメージ)