子どもの日に今年も「変わりコイのぼり」 新たにマダイが登場

子どもの日に今年も「変わりコイのぼり」 新たにマダイが登場

子どもの日の5日、今年も東海大学海洋学部博物館(静岡県静岡市)で毎年恒例の「変わりコイのぼり」が話題を呼んでいる。今年は新作のマダイが加わり、コイのぼりの数は9匹となった。同館のこの変わりコイのぼり企画は1999年からスタート。その後、新アイテムを増やして掲揚してきた。

変わりコイのぼりは今回も同市の老舗「印染 こんまつ旗店」の佐藤千太郎さんがデザインと染め、佐藤さんの妻が縫製を担当して夫婦で制作している。新作の「マダイ」は古来より海魚の王として珍重されてきた魚。鮮やかな赤い体色、勇壮な姿形、そして上品な味などが尊ばれてきた。また、頭から尾までそろった尾頭付きは、縁起のよいものとして慶祝事には欠かせない魚だ。

「変わりコイのぼり」ではこれまでに、同館で展示されているカクレクマノミやシロワニの他、深海魚のリュウグウノツカイや恐竜タルボサウルス、深海生物のオオグソクムシ、チンアナゴなどが制作されてきた。「変わりコイのぼり」は6日まで同館で掲揚されている。

画像提供:東海大学海洋博物館
 

参考記事
チンアナゴの「変わりコイのぼり」 東海大学海洋学部博物館(2017/04/30)