富士急ハイランド入園無料化 幅広い顧客の獲得目指す
富士急行は9日、富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)の入場料を7月から無料化することを発表した。これまでは大人(中高生以上)1500円、小人900円だったところが、全入場者に対して入場無料となる。富士山の裾野にある地の利から、観光客も多く訪れる富士急ハイランドだが、基本入場料を無料化することで、お土産やランチだけといった利用の仕方も可能となり、より広い顧客層の取り込みを狙うとしている。
しかし、個々のアトラクションにおいては値上げ方針を同時に発表。富士急ハイランドでは基本入場料の他に、ほぼすべてのアトラクションに対して別途利用料金がかかる仕組みになっており、「FUJIYAMA」「ええじゃないか」などの目玉アトラクションにおいては最高額で1000円がかかる。これが入場料無料化を機に、大幅な値上がりとなることが予想されている。一方で、アトラクション乗り放題チケット「フリーパス」の料金は値上げせず、据え置きとすることを発表。こちらは大人(18歳以上)向けでは当日券5700円で販売されている。
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