江戸前アユの遡上調査 今年は994万尾で2番目の記録

江戸前アユの遡上調査 今年は994万匹で2番目の記録

東京都は1日、多摩川のアユの遡上数を発表した。今年は推定994万匹のアユが遡上し、調査開始以来2番目に多い結果となった。魚体の大きさは5~6cmで平年並みだった。

東京都では都民や釣り人から関心が高く水産資源としても重要なアユについて、多摩川下流部で遡上する数の調査を行っている。今年の調査期間は3月20日から5月31日まで。河口より11kmの地点に定置網を設置し、網に入ったアユの数を毎日実測して入網率から全数を推定する。

今年の3月および4月の月間入網数は調査開始以来、最も多い値となった。5月も好調を維持して、遡上盛期となった12日には15万匹以上入網した。最終的に多摩川へのアユの遡上数は、調査開始以降2番目に多い994万匹と推定された。

画像提供:東京都
 

参考記事
多摩川のアユ遡上数、158万匹 昨年の3分の1に(2017/06/07)