生活保護受給世帯が微増 高齢者に増加傾向目立つ

生活保護受給世帯が微増 高齢者に増加傾向目立つ

厚生労働省は6日、3月期の生活保護受給者の実態をまとめた「生活保護の被保護者調査」の結果を発表した。これによると、生活保護の受給者数は前月よりも1439人増の211万6807人、対前年同月比で2万8628人減少だった。

受給者数を世帯別で見ると、被保護世帯は前月比1384世帯増の163万9768世帯に。被保護世帯数は対前年同月で1773世帯減少。これを世帯類型別にみると、前年同月比では高齢者世帯、特に単身世帯の数が増加しており、これに対し、高齢者世帯を除くその他の世帯(母子世帯、障害者世帯、傷病者世帯、その他の世帯)においては、前年同月比では受給世帯数が減少していることが分かった。生活保護を受給している高齢者世帯は87万7847世帯で、前年同月の85万5606世帯と比べて2万世帯以上の増加となった。

世帯数の計数方法は「月中に1回でも生活保護を受けた世帯」としている。

(写真はイメージ)