福岡市、「メルチャリ」を使ったシェアサイクルの実証実験開始
福岡市は22日、メルカリが運営するシェアサイクルサービス「メルチャリ」を利用し、都市の課題解決を目的としたスマートシェアサイクル実証実験を開始した。期間は2020年3月31日まで。
福岡市では2015年3月に「福岡市総合交通戦略」を策定し、都心拠点間の公共交通軸の形成と回遊性の向上に取り組んでおり、今回の実証実験はこの施策の一つとなる。実施エリアは、おもに天神・博多駅・ウォーターフロントの博多港国際ターミナルから半径約2kmの範囲。
メルチャリは1分単位の課金のため短時間でも利用しやすく、利用者が放置自転車を移動することによる特典などもある。利用には専用のスマートフォンアプリを使って自転車を探し、専用ポートに置いてある自転車のQRコードを読み込むと、開錠して乗車できる。利用後は専用ポートに駐輪し、鍵をかければ返却完了となる。大規模災害時には、移動手段として無償提供される。
22日時点で利用可能なポートは73、自転車は約300台あり、6月末までには90ポート以上に増える予定。
画像提供:メルカリ(福岡市長・高島宗一郎氏とメルカリ取締役社長・小泉文明氏)