アジアの“日本好き”のスマホ利用実態は? 優れたカメラ機能に人気
アジアにおける“日本好き”コミュニティサイト「FUN! JAPAN」を運営するファン・ジャパン・コミュニケーションズ(Fun Japan Communications)が26日、香港・インドネシア・マレーシア・台湾・タイのアジア5カ国におけるスマートフォンの利用実態調査の結果を発表した。
今回の調査は香港・インドネシア・マレーシア・台湾・タイの5カ国で「FUN! JAPAN」会員へのオンラインアンケート形式で実施。調査期間は今年3月1日~4月30日、サンプル数は2961だった。
「いつも使っているモバイル端末の種類は?」の質問では、5カ国全体で見ると1位がiPhone(アイフォン)で29.49%、2位は「その他」で26.93%、3位はSamsung(サムソン)で26.41%となった。これを各国別に見ると、香港では1位がiPhoneで49.66%、2位がSamsungで21.96%だった。インドネシアではSamsungと「その他」が33.39%の同率1位で、マレーシアはSamsungが30.53%で1位、2位が「その他」で29.44%だった。また、台湾はiPhoneが42.89%で1位、「その他」が25.18%で2位。タイは1位がiPhoneで42.83%、2位がSamsungで31.74%だった。
全体を見ると、iPhone、Samusungに続き、「その他」の割合が大きくなっていた。この「その他」の内訳を見ると、中国メーカーが多く、HUAWAI(ファーウェイ)やvivo(ビボ)、xiaomi(シャオミ)のほか、世界シェア4位のoppo(オッポ)も伸びていた。oppoは、「カメラフォン」と呼ばれ、カメラ機能が優れているのが特徴。AIビューティーセンサーが搭載され、撮影した画像にそれぞれのユーザーに最適な補正を施し、カスタマイズできる機能がある。
また、「普段よく使うSNSは?」の質問では、5カ国全体のSNSの利用状況は、フェイスブックが最多で31.24%、「その他」が33.77%、ライン(LINE)が22.38%となった。各国別では香港、マレーシア、インドネシアでは、フェイスブックよりも「その他」の比率が半分近くを占め、例えばインドネシアは、「その他」が45.39%、フェイスブックは23.48%になっていた。「その他」には写真共有アプリのインスタグラムや、無料メッセージアプリワッツアップ(WhatsApp)が入っている。
「FUN! JAPAN」は、台湾・香港・ASEAN諸国を中心に、月間最大140万人以上の“日本好き”消費者がアクセスするコミュニティサイト。
(写真はイメージ)