2月11日は「建国記念の日」。皆さんはどのようなことを考えて過ごしましたか？
日本は漢書地理志に『分かれて百余国』とあり、後漢書東夷伝で『倭国大乱』と書かれた時期を経て、宋書倭国伝では『倭の五王』の活躍が記録されています。こうした記述から、日本の「建国」は1600年以上昔のことだとわかります。
日本は四季の変化に富み、豊かな自然に恵まれる一方で、地震や台風、噴火などの天災や戦乱もたくさん経験してきました。知恵と工夫で自然との調和を図る中で日本固有の文化や伝統を育み、たゆまぬ努力と勇気で新しい時代を切り開いてきました。
こうして得られた今の平和と繁栄を後の世代に引き継ぐためには、いまを生きる私たちがどのように考えて行動するかが重要です。先人の努力を活かし、さらにわが国が成長・発展していくために、直すべきところは直しつつ、100年後、いや、1000年後に向けた明確な方向性を持った取り組みが必要ではないでしょうか。