配送ロボット会社Hakobot 無人ロボで配送負担軽減目指す
自動運転技術を用いる配送ロボットの開発を行っているスタートアップ企業、ハコボット(Hakobot、宮崎県宮崎市)は11日、アドバイザーにロケット事業も手がける堀江貴文氏が就任したと発表した。同社は自動運転技術を使って陸上を走る、無人の自動配送ロボットを開発している。
アマゾンなどのインターネット通販の急速な発達により、日本では年間約35億個以上の宅配便が配達されており、この一方で運送業会の深刻な人手不足や長時間労働が問題となっている。特に地方では、人員不足や高齢化等が進むことで運送業者の負担が膨らみやすい。同社はこういった現状を踏まえ、問題が顕在化しやすいと考えられる「地方」に注目、宮崎市という地方で会社を設立したという。自動配送ロボットの試作品が完成次第、環境の異なるさまざまな場所で実証実験を進めていくという。
アドバイザーとなった堀江氏は自身のツイッターで「常々、自動運転の時代のラストワンマイルの輸送は低速モビリティ自動運転になると言っていますが、まずは導入しやすい無人配送ロボットで参入します。そして有人モビリティと公共交通機関のシームレスな(編集部注:継ぎ目のない)高密度運用との連携に発展していきます」とコメントしている。
画像提供:Hakobot