津波防災について学べるカードゲーム「FLAGO」を開発
防災ガール(東京都文京区)は、津波防災プロジェクト「#beORANGE(ハッシュビーオレンジ)」の一環で、遊びながら津波防災について学べるカードゲーム「FLAGO(ふらご)」を開発した。海の日の16日より、クラウドファンディングで制作費の募集を始め、支援者には完成したFLAGOが届けられる予定だ。
「FLAGO」は、防災対策の具体的なアクションを遊びながら学べる知育ゲーム。東日本大震災の被災者や、全国の海辺の自治体職員、サーファーやライフセーバー、医療・救急の専門家や福島大学教授などの協力を得て制作された。ゲームを通して正しい避難行動が理解でき、実現可能な防災のみを反映させたリアルな学びが得られるよう設計されており、自分の知恵でアクシデントを乗り越え、生き抜く力を養うという。カードは、環境に配慮した再生紙を使用し、印刷方法にもこだわっている。
カードゲームを開発した防災ガールは、2013年3月に設立されたソーシャルスタートアップ。「防災があたりまえの世の中に」を理念に、商品開発やイベントプロデュースを行っている。2016年からは、オレンジ色のフラッグを津波避難ビルやタワーに設置することで、津波発生時の避難を加速させる「#beORANGE」という、津波防災の普及啓発プロジェクトを実施している。
画像提供:防災ガール