ヴィーガン食の保育園がドイツ国内初オープン
ドイツのフランクフルト市で、いわゆる完全菜食主義のヴィーガン食だけを提供する保育園が8月にオープンする。
ヴィーガンとは、肉や魚以外に乳製品や卵、ハチミツまで動物由来のものを一切摂らないライフスタイル。今回フランクフルトにオープンする「モキータ」は、菜食主義の両親による市民団体「ヴェギ―・キッズ」が運営する民営保育園で、ヴィーガンの保育園は、ドイツ国内でこれが初めてとなる。ヴェギー・キッズはこれまでにも、ヴィーガン志向の売店やカフェなどをフランクフルト市内で立ち上げてきた。入園対象は、フランクフルト市内に住む3歳以上の子どもたちで、定員は40人。また、ミュンヘンでも11月に同様のコンセプトでヴィーガンの保育園オープンが予定されている。
一方、ドイツ栄養学会など専門家からは「ヴィーガンの食生活が本当に健康によいのか、まだ科学的に立証されたわけではない。現時点で、小さな子どもにヴィーガン志向の食育をするべきではない」との疑問視する声が挙がっている。
(写真はイメージ)