野生トラ保護支援 WWF、KENZO、タイガービールが限定コレクション発表
世界自然保護基金(WWF)とファッションブランドのKENZO(ケンゾー)、タイガービールの3者は、野生のトラ保護支援のための限定コレクション「RARE STRIPES」を制作、20日にKENZO銀座シックス店で同コレクションの発表会が行われた。
20日、KENZO銀座シックス店で行われた限定コレクション発表イベント
WWFはタイガービールと2016年12月に6年間のパートナーシップを締結。2022年までに野生のトラの個体数を倍増させる「T×2」プロジェクトの一環として、今回「KENZO」と共に限定コレクション「RARE STRIPES」の販売を開始する。RARE STRIPESコレクションでは、実在する8頭の野生のトラについての物語に発想を得て、KENZOの4人のデザイナーが商品をデザインした。
ディスプレイにはトラ捕獲時に使用された実際の罠(ワイヤー)が使われている
KENZOの共同クリエイティブ・ディレクターのウンベルト・レオン氏(右)とキャロル・リム氏(左)
20日に行われた発表会で、WWFトラ保護プログラム代表のマイケル・バルツァー(Michael Baltzer)氏は、「今回のパートナーシップをきっかけに、今後も世界中のブランドとの連携をしながら、野生トラ保護の活動を進めていきたい」と語った。
挨拶するWWFトラ保護プログラム代表のマイケル・バルツァー(Michael Baltzer)氏
限定コレクションは21日よりKENZO店舗にて販売を開始する。なお、同コレクションの収益はWWFの野生トラ保護活動の支援に充てられる。
WWFによると、約100年前には世界に10万頭いた野生のトラが、2010年時点では密猟と生息地の減少により約95%の個体数を失い、3200頭(推定)にまで減少した。これを受けて2010年にロシアのサンクトぺテルブルクで開催されたトラサミットでは、トラの生息する13カ国の首脳級が集まり「次の