ドイツ・マンハイムで「夜の市長」に27歳の大学生
ニューヨークやロンドン、アムステルダムなどで導入されている「ナイト・メイヤー(夜の市長)」がドイツで初めて、マンハイム市で導入されることになった。20日付のシュピーゲル・オンライン版が伝えた。
ナイト・メイヤーとは、夜間営業を行なっているバーやクラブ、居酒屋の経営者や、一般市民、行政の間に立ち、苦情への対応や仲介、助言を行う存在だ。
このたび、40人の候補者の中から選ばれたのは、マンハイム大学に通う大学生のヘンドリック・マイヤーさん。8月1日から月に50時間、同市内で夜間に起こる問題の仲介などに従事する。初代ナイト・メイヤーには飲食店経営者、芸術家、音楽家など40人が立候補。この中から最終的に8人に絞られ、クラブ関係者や、行政、一般人が審査員となってマイヤーさんが選ばれた。マイヤーさんは大学でクリエーティブ経済を専攻。コンサートやライブのチケット予約を扱うエージェントを立ち上げている。
ナイト・メイヤー制度は、東京オリンピック開催を前に訪日外国人客が増える東京でも、導入すべきとの声が挙がっている。