高校野球にAI 自動作成の戦評をツイッター配信
神戸新聞社は20日、高校野球の試合の戦評を作成する人工知能(AI)プログラム「経過戦評ロボットくん」を開発したと発表した。夏の東・西兵庫大会・準々決勝以降の試合で運用し、23日からは全試合において、試合終了後にツイッターで配信を始めた。
神戸新聞の電子版「神戸新聞NEXT」では、東西大会の準々決勝以降の全試合で、各打席の結果をリアルタイムで配信する一打席速報を実施している。ロボットくんはこれを常時監視し、終了した試合を見つけるとページの内容を読み込み、1秒あまりで打席結果を解析して経過戦評をまとめる。打席結果を一つひとつ分析し、それぞれの得点シーンについて勝敗への影響度を算出しており、高い点数がついた得点シーンを複数組み合わせてテキストにまとめる。点数表は、AIの一つである機械学習を用いて作成されている。
この夏、第100回を迎える甲子園。試合の背景で繰り広げられる新たな取り組みにも目が離せない。
画像提供:神戸新聞社(冒頭の写真はイメージ)