世界大学ランキング 東大は39位、京大が抜いて38位
英国の大学評価機関「クアクアレリ・シモンズ (Quacquarelli Symonds, QS)」は15日、「QS世界大学ランキング2015/16」を発表した。1位は昨年に引き続きマサチューセッツ工科大学(米国)となった。東京大学は39位となり、昨年の31位から順位を落とした。京都大学も36位から38位に順位を落としたが、結果として東大を抜いた形となった。
世界ランキング2位はハーバード大学(米国、昨年4位)、3位は同率でケンブリッジ大学(英国、昨年2位)とスタンフォード大学(米国、昨年7位)だった。
アジア地域では、12位にシンガポール国立大学 (NUS)(昨年22位)、13位に南洋理工大学(昨年39位)と、2つのシンガポールの名門大学が初めて15位以内にランクインした。その次に清華大学(中国、25位)、香港科技大学(28位)、香港大学(30位)、ソウル大学校(36位)、京大、東大、北京大学(41位)、KAIST(韓国、43位)と続いた。
評価基準は、研究者によるピア・レビュー(40%)、雇用者の評価(10%)、学生一人あたり教員数(20%)、教員一人あたり引用数(20%)、外国人教員比率(5%)、留学生比率(5%)。今年は「教員一人あたり引用数」について、研究分野による偏りを補正し、全体の論文数が比較的少ない人文・社会系分野がより公平に評価されるようになったため、幅広い分野の研究に長けた大学が順位を上げることとなった。
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