AIやドローンで減農薬 「スマート米」販売開始
IoTプラットフォームサービスなどを提供するオプティムは15日、最先端技術を使って栽培した農産物のWebサイト「スマートアグリフーズ直送便(スマ直)」のオープンを発表、同日から販売を開始した。同サイトではAI(人工知能)やドローンを使って農薬使用量を抑えた「スマート米」を販売する。
今回開設したWebサイトで販売される農産物は、同社が今年初めから取り組んでいた「スマートアグリフードプロジェクト」で生産されたもの。プロジェクトは、ドローン・AI・IoT(モノのインターネット)を利用して「減農薬」を達成し、生産から販売まで行うことを目的とするもの。実際に、一般の生産者や研究機関が協力してコメや大豆、野菜の生産を行った。
コメの生産では同社の特許技術「ピンポイント農薬散布テクノロジー」を使い、AIによって病害虫が検知された箇所だけにドローンでピンポイントに農薬散布を行うことに成功。これにより、通常の農薬使用量の50~100%減を達成したという。コメの品種は「さがびより」(佐賀県産)、「ヒノヒカリ」「にこまる」(大分県産)で、300g・500円から同サイト内で販売する。
画像提供:オプティム