米マイクロソフト、中国検索大手の百度(バイドゥ)と提携
米マイクロソフトは23日、中国インターネット検索大手バイドゥ(Baidu・百度)と提携したと発表した。新たに投入するWindows10では、バイドゥが中国国内での普及に協力する。一方バイドゥは、中国国内のインターネット検索の92%を獲得することとなる。
またこの日、訪米中である習金平国家主席がシアトル郊外のマイクロソフト本社を訪問し、サトヤ・ナデラCEOと共にレッドモンドキャンパスを巡った。提携発表もこれに合わせて発表された形となった。
中国のテクノロジー市場は巨大だ。昨年ニューヨーク証券取引所に市場最大の約250億ドル(3兆円)上場したアリババ(Alibaba)も売上高の80%以上は中国市場でのもの。バイドゥはアリババ、テンセント(Tencent)と並び中国3大ネット企業の一つだが、長く海外の巨大企業との繋がりを拒んでいた中国のインターネット市場に新たな流れが生まれる。
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