米株式週報 NYダウ、フォルクスワーゲンの排ガス不正問題に揺れる
9月21日~25日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価(30種)は前週終値1万6384.58ドルから69.91ドル安の1万6314.67ドル、ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン社(VW)による排ガス規制の不正問題で市場が揺れた。
前週末18日の290ドルという大幅な下落を受けての反転から始まった21日週だったが、22日に発覚したVW社の不正問題で欧州主要国の株式市場が下落、それに連動するように米国市場も大幅に下落した。
24日には取引開始前に、米キャタピラー社が2015年12月期の売上高見通しを下方修正したと発表。取引開始直後から売りが殺到し相場全体も押し下げる形となり、一時263ドルまで下げ幅が拡大したものの、25日には前日に好決算を発表したナイキが市場相場を押し上げ、一時200ドル以上回復する場面もあった。結果的にこの日は113ドル持ち直したが、VW社の排ガス不正問題の影響により世界的に株式市場が揺れた週となった。
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