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「働く親は楽しそう」か? 親子間の会話が多いほど子どもが前向き評価

「働く親は楽しそう」か? 親子間の会話が多いほど子どもが前向き評価

総合人材サービスのアイデム(東京都新宿区)は12日、小学5~6年生のキャリア観に関する意識調査を発表した。それによると親子の会話が多いほど、子どもは働くことを「楽しそう」だと感じる傾向があることが分かった。

調査対象は子どもと一緒にインターネットアンケートへの回答が可能な、小学校5年生または6年生の子どもを持つ男女1308人で、6月14日~17日にかけて実施された。

子どもに「働いている父親を見て楽しそうに見えるか」と尋ねたところ、「楽しそう」が9.6%、「どちらかと言えば楽しそう」が34.3%で、「わからない」は30.6%だった。合わせて43.9%の子どもが「働いている父親は楽しそうに見える」と回答した。

同じ質問を母親の場合で尋ねると、働いている母親を見て「楽しそう」が10.4%、「どちらかと言えば楽しそう」が38.5%、「わからない」が27.7%となり、合わせて48.9%の子どもが「働く母親が楽しそうに見える」と回答し、これは父親に対してよりも5ポイント高かった。なお、母親が「無職」の場合は「わからない」が34.2%と他よりも高かった。

また、働く親を見て「楽しそう」と感じる場合の親子間の会話時間を調べたところ、「男性有職者の労働日の会話時間」が30分未満の場合は「楽しそう」が7.0%だったが、1時間以上2時間未満では14.6%、2時間以上となると21.3%まで上がった。この傾向は有職者の母親の場合でも同様だった。このことから、親との会話時間の長い子どもほど、働く親を見て「楽しそう」と感じていることが分かった。

(写真はイメージ)