小1の将来の夢 男の子1位は「スポーツ選手」、5位に「研究者」が浮上
化学メーカーのクラレが3日、今春に小学1年生となる子どもとその親を対象にした「将来就きたい職業」「就かせたい職業」のアンケート調査結果を発表した。子どもが将来就きたい職業の1位は、調査開始以来21年連続で男の子「スポーツ選手」、女の子「ケーキ屋・パン屋」だった。
男の子1位の「スポーツ選手」(20.1%)の内訳は、「サッカー選手」が圧倒的な人気で昨年から4.1pt増加の59.0%。2位は「野球」が20.6%、3位は「レーサー・ライダー」が5.2%だった。「スポーツ選手」に続いた2位は「警察官」14.2%、3位の「運転士・運転手」は8.8%だった。また、「研究者」(5.7%)が過去最高位の5位に順位を上げており、その中には「昆虫博士」や「恐竜博士」など具体的な分野も挙がっていた。
女の子の1位は「ケーキ屋・パン屋」が26.7%となった。2位は「芸能人・歌手・モデル」で、「アイスクリーム屋」が過去最高の6位に入り、1位「ケーキ屋・パン屋」と合わせスイーツ関係の仕事への関心が高まっていた。2位「芸能人・歌手・モデル」の内訳では76.7%がアイドルと回答した。
また、男の子の親への「子どもに就かせたい職業」アンケートでは、1位が「公務員」、2位「スポーツ選手」、3位「会社員」だった。女の子の親では1位「看護師」、2位「公務員」、3位「薬剤師」となり、 医療系など資格や経験が必要な職業が親からは人気であることが分かった。一方で、男女の親ともに「会社員」が順位を上げ、男の子では3位、女の子では5位にランクインし、過去最高の順位になった。
同調査は2018年5月~2019年1月の期間に、クラレが製造した合成皮革「クラリーノ」製ランドセルの購入者を対象にインターネットで実施。子ども4000人(男女各2000人)とその親4000人の有効回答を採用した。なお、子どもの調査は1999年から始まり2019年で21回目、親の調査は1992年から始まり2019年で28回目となる。
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