イギリスでジーンズ人気低迷が顕著に
イギリスでも不動の人気を誇っていたジーンズ。しかし、最近この人気への雲行きが怪しくなっていると、英デイリー・メール紙が報じた。調査の結果が明らかになったのは9月中旬。フィットネスやエクササイズ用のスポーツウエアである、スウェットやレギンスを私服として愛用する人が増加し、ジーンズの売り上げが落ち込んでいるというのだ。近年のファッション業界でもスポーツ・ミックスやリラックステイストがトレンドの定番になっており、スポーツウエア人気は世界中に広がっている。
英国でのジーンズの売り上げは、昨年3%上昇したが、今後5年間の予想では年に2%の上昇率しか見込まれず、市場アナリストは、他の服が売り上げを伸ばすだろうと分析している。世界最大手のジーンズ・メーカー「Levi’s(リーバイス)」は年間の売り上げが5%に落ち込んだことで、履きやすいストレッチタイプのジーンズ開発に取り組み、巻き返しを狙っているという。
ちなみに、このスポーツウエア・ブームは、アスレチック(athletics)とレジャー(leisure)をあわせて、アスレジャー(athleisure)と呼ばれている。
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