物価が2年4カ月ぶりにマイナス 総務省

総務省が9月25日に発表した8月の全国消費者物価指数によると、生鮮食品を除く総合指数が前年同期比0.1%減と、2年4カ月ぶりにマイナスに転じた。原油価格の下落に伴い、ガソリン、電気代、都市ガス代などのエネルギー関連が大きく下落した。同時に発表した9月の中旬速報値も、同指数は前年同期比で0.2%減少している。

生鮮食品を含む総合指数は同0.2%増、生鮮食品などの食料指数は前年同期比2.7%増と、食料関連の増加に伴い全体としてはプラス推移となった。

物価指数のうち主な上昇費目は、生鮮食品(同12.4%増)、教養娯楽サービス(同1.0%増)。主な下落費目は、電気代(同5.1%減)、自動車等関連費(同5.0%減)だった。生鮮食品は8月以降上昇を続けているが、うちキャベツは同29.2%増と3割近い上昇となった。

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