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ラグビーワールドカップ 食べ物の持ち込み許可へ 飲料は禁止

ラグビーワールドカップ、食べ物の持ち込み許可へ 飲料は禁止

20日より日本で開催されているラグビーワールドカップの組織委員会は23日、これまで禁止されていた会場内への飲食物の持込規制に関して一部を緩和し、食品に限り持ち込みを認めることを発表した。23日以降の試合からは、個人で消費できる程度の量であれば食べ物の持ち込みが可能だ。

今回の対応の背景には、9月20日に東京スタジアム(東京都調布市)で行われた開会式と初戦の日本・ロシア戦などで売店に長蛇の列ができたり、食べ物が売り切れたりしたという事情がある。こうした状況にSNS上でも不満の声や困惑の声が挙がり、改善への要望が高まっていた。

Twitterで以下のようなコメントが流れていた。
“ラグビーワールドカップ会場での飲食問題が話題に上がってる。食事を提供する店が少ない→お客さんで大行列→あっという間に売り切れ。確かに僕も、困った顔をしている外国人の姿を見ました。まだ1ヶ月以上もある。これはどうか改善してほしい。”

“ラグビーワールドカップ一番観たかった試合に行くことが出来た。2時間前に着いたが、飲食持ち込めなかったので、会場で買おうとしたら、1時間以上待ったので、疲れた。海外から来てくれたのに食べられなかった方、『すみませんでした』と思いました。”

一方で、こういった大会ではよくあることだとする声もTwitter上にあった。

“ラグビーワールドカップ会場で飲食店の準備不足が問題になってるらしい。確かにアルコール系の売店ばかりでフード系は売り切れだったけど、水は無料で配ってたし、いつも食い尽くし系サポーターの中にいるとスタジアムで食べ物が買えないことは普通だったので気付かなかった。”

今回の特別対応では、食べ物の持ち込みは可能となったが、飲料は引き続き持ち込みは禁止のままだ。飲料が必要な場合は、すべての会場に設置してある無料の給水所を利用するか、売店で購入することになる。ただしソフトドリンクは早々に売り切れてしまい、売店にはビールしかないことを問題視する声もあり、子ども連れの観客などは試合中に席を離れて給水所に連れて行く必要があるなど依然として厳しい状況だ。なお、組織委員会はソフトドリンクの販売量を増やすことも検討中だという。気温が上がる場合は熱中症の危険も高まる。会場に訪れる際には、早め早めの行動を取ることを心がけてほしい。

(冒頭の写真はイメージ)