11月は「乳幼児突然死症候群(SIDS)」対策強化月間 厚労省が普及活動進める
乳幼児が睡眠中に何の予兆や既往歴もないまま死に至る、原因のわからない病気「乳幼児突然死症候群(SIDS)」。2018年には60名(概数)の乳幼児がSIDSで亡くなっており、乳児期の死亡原因としては第4位となっている。
SIDSは12月以降の冬期に発症しやすい傾向があることから、厚生労働省は、1999年度から毎年11月を乳幼児突然死症候群(SIDS)の対策強化月間と定め、SIDSに対する社会的関心を喚起するため、発症率を低くするポイントなどの重点的な普及啓発活動を実施している。
SIDSの予防方法は確立していないが、以下の3つのポイントを守ることにより、 SIDSの発症率が低くなるというデータがある。
<3つのポイント>
・1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせる
・できるだけ母乳で育てる
・保護者等はたばこをやめる
この発症率を低くするポイントが記載されたリーフレットやポスターは厚生労働省のホームページから無料でダウンロードできる。
(写真はイメージ)